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<<   作成日時 : 2010/02/09 16:33   >>

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 午後の番組に出ていた。芸能生活52年。うち、水戸黄門にかかわって25年という。東野英治郎・西村晃の黄門様のもと、助さん・格さんで15年、自分が黄門役で10年だそうだ。これだと、お茶の間にすっかり定着するはずだ。アクがなく、さわやかなイメージだから、多くの女性ファンがいるのだろう。男からみれば、普通の役者さんとしか見えないのだが。
 映画が全盛だった昭和30年代。私は多感な小・中・高生だった。娯楽は映画。そのうち、胸をときめかせたのは「東映」時代劇。大川橋蔵と錦之助が好きだった。知恵蔵や歌右衛門は年寄りで、言語不明瞭、何を言ってるのかよく聞こえない。子供の目にはいい爺さんに映った。大友柳太郎の黒頭巾も好きだったが、この人の言葉も聞き取りにくかった。悪役の月形龍之介の声はよかった。彼の黄門様もよかった。
 新作3本立が毎週上映されるほどの時代だったから、主役俳優は忙しかっただろう。自ずと、スターを求める。松方弘樹・北大路欣也の2世に混じって里見浩太郎がいた。こういう若手で時代劇をと「第二東映」というのを作ってしまった。青春時代劇というべきか。
 2枚目の里見クンではあるが、1人特に目立つという存在ではなかった。個性がないということだったのか。彼の存在を示したのはTV時代になってからか。映画よりTVへ移行していたころ、時代劇は着流しのやくざ・現代やくざ映画へと変わっていった。
 里見クンは、やくざ物にはほとんど出ていないはずだ。時代劇で一貫している。そして「長七郎江戸日記」で主役・スターの地位を確立する。歌もうまい。やさしい歌い方だ。きれに年をとった銀幕のスター。そう思う。



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